Web Site, Logo, Package Design
BONEZ
株式会社CITABRIA
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Project info
ボーンブロスを、日常に取り入れられる選択肢へ。
株式会社CITABRIA様の「ボーンブロススープ」ブランド刷新において、
ブランドサイト/スペシャルLPの設計・デザイン・実装に加え、
ロゴ・パッケージデザイン、撮影までを横断して担当しました。
アスリート向けに展開されていたプロダクトを、
美容・健康・医療といったより広い領域へと拡張していくプロジェクトです。
本プロジェクトでは、広告流入の受け皿としての機能やECへの導線設計を担いながら、プロダクトの価値をどのように理解してもらうかを整理しました。
その起点となったのがパッケージデザインの再設計です。
既存のアスリート向けの印象を見直し、より日常に取り入れやすいブランドイメージへと方向性を定め、その上でWebを含めた各接点へ展開しています。
一方で、「ボーンブロス」というカテゴリは日本ではまだ認知が低く、
単に商品スペックを伝えるだけでは、その価値は十分に伝わりません。
また、三つ星レストランで培われた知見をもとにした製法や、アスリートによる継続利用、といった強みがある一方で、それらをどのような順序で提示すれば自然に理解されるのか、再構成する必要がありました。
そのため本プロジェクトでは、「ボーンブロスとは何か」を伝えることに加え、素材や製法といった背景を整理しながら信頼性とストーリーを両立させ、「なぜそれを日常に取り入れるのか」という習慣や価値まで含めて、どのように伝えていくかが重要なテーマでした。
Process
ブランドの再定義から設計を始める
本プロジェクトでは、アスリートだけでなく、健康・美容・ファスティングなど複数のターゲットへの展開を見据え、ブランド全体の再設計から着手しました。
まず取り組んだのが、パッケージおよびロゴのリデザインです。
従来の黒を基調としたアスリート向けの印象を見直し、複数のデザイン提案を通じて、
より日常に取り入れやすいブランドイメージへと方向性を定めました。
スープというプロダクトの特性を踏まえ、液体のような柔らかさや丸みを取り入れることで、
ナチュラルでオーガニックな印象へと再構築しています。
またパッケージでは、生産条件を踏まえながら、スープの表面を水面に見立てた抽象的な表現とすることで、ブランドの世界観がシンプルに伝わるように設計しました。
複数ターゲットに届くための設計
アスリート・健康・美容・ファスティング。
それぞれの文脈に価値を持つプロダクトである一方で、
どこか一つに寄せすぎると、他の層にとっての距離が生まれてしまいます。
そのため、特定のターゲットに最適化するのではなく、複数の利用シーンが自然に共存できる状態を目指しました。
また、クライアントが強い自信を持つ製品価値——三つ星レストランで培われた知見、アスリートによる継続利用、成分分析といった要素も、単に並べるのではなく、
どの順序で提示すれば自然に理解されるかを整理しています。
さらに食品領域では、効果・効能の表現に薬機法の制約があるため、
コピーと情報設計を切り離さず、一体で検討しました。
「理解できる」から「イメージできる」へ
「ボーンブロス」というカテゴリにまだ馴染みがないユーザーにとっては、
「何か」は分かっても、「どう使うか」が分からない状態が生まれやすいと考えました。
そこで本サイトでは、スペックを説明するだけでなく、
「どんなシーンで取り入れるものなのか」が直感的にイメージできる構成を重視しています。
訪問時にまず「どんな商品か」「どんな場面で飲むのか」が視覚的に伝わるよう、
利用シーンを起点に情報を整理しました。
また、三つ星レストランでの知識や経験をもとに、既存の技法を応用した製法や、素材へのこだわりについても、「4つのこだわり」として再構成し、信頼性とストーリーが無理なく伝わる流れを設計しています。
利用シーンを横断的に見せるUI設計
LPのメインビジュアルでは、アスリート・健康・美容といったターゲットごとの飲用シーンを提示しながら、中央にBONEZを据え、周囲のシーンが切り替わる構造を採用しました。
ブランドを視覚的な中心に置きつつ、利用シーンの広がりを一つの画面の中で表現することで、「特定用途のプロダクトではない」という認識を自然に伝えています。
また、スープ単体では利用イメージが限定される可能性も踏まえ、他プロダクトと組み合わせたONKITの選び方をシーン別に提案しています。
さらに、アスリートと一般ユーザー双方の声を掲載することで、実体験を通じた信頼性を補強し、カテゴリ理解を支える構成としました。
利用シーン設計が生んだユーザーの広がり
本サイトは、広告流入の受け皿として機能しながら、ブランドストーリーと製品価値を伝える基盤として運用されています。
複数の利用シーンを前提に設計したことで、アスリートに限らず、健康・美容・ファスティングといった領域へとユーザー層の広がりにもつながりました。
実際に、ヨガインストラクターからの紹介をきっかけに、ファスティング領域のユーザーによる定期購入も生まれています。
商品そのものの価値だけでなく、「どのように生活に取り入れるか」という文脈まで設計することが、カテゴリの理解と市場の拡張につながる結果となりました。
Credit
- Planning: Satoshi Amenomori
- Direction: Ayae Fukuhara, Yuki Yamasaki
- Design: Masanori Ohnishi
- Development: Hiroshi Sekiguchi
- Photography: Haruki Matsuzaki