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日産 ノート オーラ コラボスペシャルコンテンツサイト
日産自動車
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Project info
TBWA\HAKUHODO様からのご依頼を受け、上質をまとったプレミアムコンパクトカー「日産 ノート オーラ(以下オーラ)」のスペシャルコンテンツサイトにおけるクリエイティブ全般を担当いたしました。
本プロジェクトは、継続的な情報発信を前提とした更新型のコンテンツ設計が求められるものであり、単発のプロモーションサイトとは異なり、時間軸を内包するブランド体験の構築が重要なテーマとなりました。
私たちは、「上質さ」という感覚的な価値を、どのようにデジタル空間上で翻訳し、視覚体験として定着させるかを主軸に据えました。
オーラが持つ洗練された室内空間、素材の質感、静謐な佇まい。それらを単に情報として伝えるのではなく、閲覧者が感じ取れる構造へと再構成することを目指しました。
結果として、コンテンツの更新性とブランドの一貫性を両立させながら、オーラという存在の質的価値を可視化するサイトへと昇華させています。
Process
オーラの世界観を体現する。
本プロジェクトにおいて最も重視したのは、オーラの世界観をどのようにデジタル上で体現するかという点でした。
特にフォーカスしたのは、インテリアが持つ上質感の伝達です。実車空間では直感的に伝わる素材の重みや光の反射、静かな包容力を、限られたビジュアル素材の中でどう再構築するか。そのために、写真のトリミング精度、余白設計、タイポグラフィの重心、視線誘導の導線設計に至るまで、細部を徹底的に検証しました。
レイアウトは統一されたグリッドルールのもとで設計しながらも、単調さに陥らないよう、視覚的リズムと緊張感のバランスを丁寧に調整。更新型コンテンツであるがゆえに、将来的なコンテンツ追加にも耐えうる拡張性と、ブランドトーンを崩さない設計思想を両立させています。
その結果、情報の集合体ではなく、オーラの思想そのものが滲み出る構造体としてサイトを構築することができました。
ゆとりとゆらぎの共演
本サイトにおける体験設計の中核を担うのが、スクロールに連動するパララックスアニメーションです。単なる動きではなく、「ゆとり」を感じさせる時間設計を意識しました。
空間に奥行きを与えるレイヤー構造と、過度に主張しない速度設計により、視覚的な静けさを保ちながら自然な没入感を創出しています。
また、オーラという言葉が持つ揺らぎのニュアンスを、テキストアニメーションにおいて表現。微細な変化やフェードの重なりによって、存在がふわりと立ち現れるような演出を設計しました。一方で、こうした動的表現は閲覧環境への配慮が不可欠です。
デバイスや回線環境による体験差を最小化するため、表示負荷の検証と最適化を繰り返し実施。パフォーマンスと演出の両立という課題に対し、精緻なチューニングを行いました。最終的に目指したのは、情報を読むサイトではなく、"オーラという存在そのものを体感する場"を創出すること。
上質さとは、過剰な装飾ではなく、制御された美しさの総体である。
その思想をデジタル空間において具現化することが、本プロジェクトの本質でした。
Credit
- Direction: Amika Toyabe
- Design: Masanori Ohnishi
- Development: Ariunbayar Munkhdorj